正直言って1位になる自信はありました
誰に会っても「すごい事ですね。」とか「2年連続第一位は大変な事ですよね。」とか言われます。東京ラーメンショーが終わって2週間が経ちますが、何十人の人にほめられたかわかりません。心からありがたいと思ってます。
でも、正直言って1位になる自信はありました。作るスピードでは出展27店中3~4位くらいと分析していましたが、プロモーションと準備力で負けない自信がありました。どれだけ早くても、お客様が並んでくれなくては数字があがりません。そして食材の準備がなくては売れません。さらには、もし予想を上回る状況になった時、どこまで緊急手配できる体制がとれるか。それらがうまく機能したからこそ、今回の奇跡的な記録が達成できたのです。
プロモーションについてですが、今回は勝つ為に、あらゆる手段を取りました。まずは応援してくれる人に1杯でも食べに来てもらう事。地元の県や市を回ってお願いし食べに来てもらう事。東京にいる県人会や県出身の若者ネットワーク「アコイコ」に顔を出したり、東京小杉会にも、市長と共に出席させてもらって、市長より長いスピーチをしてしまいました。
プレスリリースもしました。富山と東京のプレス情報を独自で流しました。知り合いのメディアには電話やDMで依頼しました。そして今回最も力を入れたのがインターネットによる呼びかけでした。ブログだけではなく、ミクシィやツイッターをフルに活用しました。僕は苦手なので応援者の詳しい人を総動員してツイッターでささやきまくってもらったのです。
どれがどれだけ効果があったのか?データは取れていませんが、あらゆる手段を講じた結果が5日間で13,355杯という、大記録につながったのだと思います。
それと僕が予想した数字をはるかに上回った時に、全力で、それも徹夜までして仕込みや追加の仕入れに当たってくれた全社員の「団結力」を誇りに思います。2日目の1時間だけ、チャーシューが間に合わなくて閉めた以外は、最後まで売り切ったのですから、大したものです。うちのチームワークは日本一、いや世界一でした。